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俺が考えた最強のペット流通--ペット産業の行方

20120622

IMG_0457.jpg

昨日からちょっとペットの繁殖と流通で盛り上がっていたのでサラッと書いてみました。twitterだと長すぎてまとまりませんのでブログにしました。
主に犬猫のお話です。両親がペットショップで働いていた経験があり、我が家でブリーディング、販売の経験があり、ドッグショーに出場したことがあり、という環境で見聞きしてきたことなので、そう見当はずれなこともないと思います。
こうなればいいな、という理想であって、現実には色々壁や問題があります。一気にすべては無理でも、今のままで良いとは絶対に思えないので、少しずつでも改善されて欲しいです。

まず現在の流通経路がどうなっているのか。
日本の場合、大半の人がペットショップから生体を購入していると思いますが、そのペットショップに犬猫が届くまでにはいくつかの経路があります。
※下記の具体的な数値は犬ベースです。猫はちょっと日にちが違うかも……

①ブリーダー→ペットショップ(直通型)
そのままです。繁殖した場所から仲介を通さず直接、ペットショップに卸すパターン。これが事故の少ない形ですが、生後42日より早く卸されていると感染症の問題があり危険です。だいたい、早くても42日が過ぎるまでは他の個体と接触させない方が良いのです。


②ブリーダー→競り市場→ペットショップ (仲介型①)
専門の競りが各地にあります。マイナールールは場所によって違いますが、だいたいはペットショップ経営等をしている業者が一定金額を払って参加するもので、一般人は見学等できない場合がほとんどです。ここにブリーダーが生体を卸します。競りに卸される生体は生後40日前後の場合が多く、この時点でかなり危険です。だいたいこの時期に生まれ持った抗体が切れ始めるのです。生後40日より前にワクチンを打つことはまずなく、打っても効きません。(最短42日で切れるという説がありますが、残念ながらはっきり分かっていません)つまり、生後40日前後で競りに掛けられた生体には常に感染症の危険が伴うということです。


③ブリーダー →卸業者→ペットショップ(仲介型②)
小売りでいうところの問屋のような業者がありまして、そこが色々な犬種をブリーダーから集め、それをペットショップに卸すパターンです。ここで扱われる生体も、生後40日前後のことが多く、②のパターン同様、生体には感染症の危険が伴います。


④ペットショップ→競り市場→ペットショップ(仲介型③)
ペットショップが自家繁殖をするケースがあります。それを自分の店で販売する場合と、生まれた生体を競りに出す場合があります。これも競りに出す場合は生後40日前後のことが多く、感染症のリスクがとても高いです。


⑤ブリーダー→競り市場→卸業者→ペットショップ(多重仲介型)
真ん中の競りと卸業者がひっくり返るケースもあります。
卸業者が競りで生体を購入してそれをペットショップに卸すルートです。
仲介が増える分、生体の移動距離・時間・他の個体との接触が増え、感染症のリスクは非常に高いです。


⑥ペットショップで自家繁殖
ペットショップが自分の店で繁殖するケース。他個体との接触等に注意すれば、安全なケースも多い。


だいたい、犬猫の流通パターンはこの6つになります。輸入個体は入ってませんが、もちろん実際はブリーダーが輸入に置き換わるような形で流通しています。
おわかりでしょうか。ペットショップには、ワクチンの効果が無い時期に他個体と接触した生体が並ぶ可能性が非常に高いのです。ここが最大の問題点だと私は思います。

ちなみにブリーダーには2種類あります。決まった種類のみ1~2種繁殖し、仲介を通さず販売するパターンと、多種多様な種類を繁殖させて主に競りや卸業者に生体を卸すパターンです。だいたい、悪徳ブリーダーと呼ばれるのは後者が多いです。でもこれはきっちり別れているわけではなく、流行に乗って特定種を繁殖し、廃れたらまた別の種……とやる場合もあります。一概には言えません。
そこにさらに、趣味で繁殖をするケースが入ってきます。生活のためというより道楽でというケースですね。これも、けっこう本格的にやる人と「この子の子供が欲しい」と、購入した生体を単発で繁殖させる人等、幅があります。

現状、ペットショップでできるだけ安全な生体を購入したいと思うなら、確認できることはそんなに多くありません。あんまりペット飼育本とか当てにしない方が良いです。色々確認項目がありますが、見た目、短時間で「本当にこの個体が健康かどうか」なんて素人には判別できません。諦めた方が良いと思います。ケージの隅でうずくまっていていかにも体調が悪そう……等というのは論外(でもたまに眠いだけという場合もある!)ですが。

とりあえず、何を置いても、
【ブリーダーから直接来たか】
という点を確認しましょう。それ以外だと、どの時点で流通に出たのかが特定できないからです。

次に、
【生後何日で来たか】
という点です。抗体が切れる42日より前だと、ブリーダーから直接仕入れていようとアウトだと思った方が安全です。

あとはワクチン接種の時期ですが、42日過ぎくらいから2か月前後で打っているかどうか。購入が決まってから引き渡し前に打ちます(購入者負担)というペットショップもあるので確認しましょう。


できれば、今の流通を見れば、直接ブリーダーから購入したいところです。その方が安心安全ですから……。


現状説明が長すぎました。
ここから流通をどう改善できるだろうかというのが本題です。

●ペットショップは店頭販売を止める。
基本的に、私は生体の陳列販売には反対です。展示時間など関係なく反対です。
ガラス張りの狭いショーケースの煌々とした明かりの下、不特定多数の人間が頻繁に出入りする場所での飼育が、生後間もない個体にストレスを与えるのは明らかだからです。また、社会性を身につけるべき時期に母親や兄弟との接触を断たれるのも良くありません。
一番可愛い時期に効率よく販売したいという人間側の都合が優先されすぎています。
そもそも、幼い生体の愛らしさで衝動買いを誘うようなコトをするから、大した覚悟もなく購入→飼育→思ったのと違うと捨てる という流れが助長されるのです腹立たしい!
ペットショップはブリーダーとの仲介役になれば良いのではないかと思います。今はwebカメラや質の良いカメラが安価で手に入りますから、生体そのものを店頭陳列しなくても方法はあります。販売後のケアに力を入れることで収入を補う工夫も生まれると思います。

●競りと卸業者は、扱う生体を生後42日以上の個体に限定。ワクチン接種するまで他個体との接触はさせない。
これさえ守られれば、感染症のリスクは激減すると思います。ただし、ペットショップが店頭販売をしないとなると、この仲介業者のあり方は変わらざるを得ない気もします。1頭あたりに最低限必要な面積等の扱いを法的に定めて一定以上の環境下で買い手が決まるまで飼育するような形でしょうか。深く考えてませんが。

●飼育前の講習義務化
最終飼育者の覚悟や知識のなさで悲惨な目に遭うペットが多いと思います。どのくらい永く生きるのか、生涯飼育費用は? 成体のサイズは? ……ちなみに犬だと一生に掛かる費用は、中型犬で80~100数十万円です。事故病気が無くても、餌代、フィラリア、ワクチン代等々でそれくらい掛かります。適度な運動も必要です。最低限の知識を得てからしか飼育できなくなれば良いと思います。

●最終飼育者が幼い個体を求めない
ここ。ここ大事。ちっちゃくてふわふわで可愛い子が欲しい!! という人が圧倒的多数だから上のような劣悪な流通がまかり通っていると言っても過言ではありません。一番可愛い時期にペットショップのガラスケースに並べるために、生後間もない生体が晒される過酷な環境を考えると、エンドユーザーの意識改革が最重要な気すらしてきます。

●生体の販売価格はもっと高くて良い。各個体に生体認識チップをつける。
上記のような生体のことを考えた流通にするには、大変なコストがかかります。40日前後で卸していた個体をあと十数日留め置くためには、それだけの維持費(餌代などのこと)が嵩みます。陳列販売ができず、1頭あたりに割り当てる面積が規定されると、場所代もかかります。世話をするための人件費も余分に必要です。
無理な繁殖をさせないとなると、シーズンごとに交配させるわけにもいきません。つまり1頭あたりが産める子の数が減ります。母体を人道的に扱う為には、ある程度の年齢で引退させ、老後の世話も必要です。しかも、生まれた子がすべて売れる保証はありません。ついでに、販売が決まった個体には個体認識チップを埋め込むと良いと思います。

これらを、単純に生体の販売で賄うとなると、原価がどれくらい跳ね上がるでしょうか。断言しますが、今のような数万円~などという価格では販売できません。十数万円で最安値くらいになる可能性は十分にあるでしょう。

でもそれで良いではありませんか。
店頭販売はない。手元に来るのは生後60日を過ぎてから。飼育までには講習が義務づけられ、生体の販売価格が最低十数万円で流行の種だと数十万円以上。無責任に飼育放棄しても生体認識チップがあるため、保護された時点で飼い主が特定される。衝動買いなんてとんでもない。こんな状況になれば、半端な気持ちでペットを迎えることができません。悪徳ブリーダーも、最終飼育者の知識が増えれば今のような商売が成り立たず、効率の悪さから撤退していくでしょう。

●犬猫が欲しければ保健所に
お金を出さなくても、講習さえ受ければ保健所で引き取れる。そういうルートをもっと作っていくべきだと思います。

●飼育できなくなったら自分でなんとかしなさい
事情があって、どうしても飼えなくなることもあるでしょう。そうなったら、自力で次の飼い主を捜してください。もちろん、マッチングサポート的なものはあっても良いと思いますが、基本、自力で探してください。飼い始めた人間の最低限の責任です。捨てるなんてとんでもありません。最終的にどうしようもなくて、本当にどうしようもない場合は保健所に連れて行って、自分で処分費用を払って安楽死させると良い。ガス室送りにして苦しめて殺させるなど許されません。自分の腕の中で注射を打たれて死んでいく、ペットの体温が消えていくのを実感すればいいのです。

いきものの命を軽く考えるな、ということ。
ペットの飼育は義務ではありません。生活の中でいえば贅沢に当たるものです。
しかも、命ある相手のいることです。最後まで責任が取れないなら、そもそも飼育しようなどとは思わないことです。
賛成反対、あるでしょうが、私はこれくらいして頃だと考えています。
殺処分を減らしたい、できれば無くしたいというのが切なる希望です。

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どこにでもいるような本読み。数年前に社会人になったときに、本の値段は見ずに買うことを誓いました。auのISO5が早く欲しいです。

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