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ニッポンには対話がない
20120320
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日本人て議論が苦手だよねーっていう話をしていたらtwitterでフォロワーさんにお勧めして貰って、気になったので買って読みました。
フィンランドの教育現場ではどういう事が行われているのかとか、そういう教育をベースにした対談本なのですが、学校教育という枠を越えて考えさせられる本です。
想像以上に面白くて、一気に読んでしまいました。
表現規制問題を触っていると特に感じるのですが、とにかく相手をねじ伏せたい、(規制派・反対派問わず)こちら側に翻意させたいという意志が強すぎて、議論にならないことが多いんです。
ハナから相手の言い分に聞く耳を持たないものだから、議論というより不毛な殴り合いみたいになることが本当に多い。
相手を尊重して話し合うっていうのが成立しているのをあまり見かけません。
これは規制問題だけではなく、内輪の反対派の中でもそうです。
同じ傾倒の趣味嗜好を持つ内輪ですら、対話が成立しないことが間々あります。
意見の摺り合わせとか、話し合いを重ねて妥協点を探るとか、そういう練習をする機会がほとんどないことも大きな原因なんだろうなと思っていました。
まさにそういう面も大きいと思います。
要は慣れてない・圧倒的に経験不足なんですよね……。
なぜ自分の意見は受け入れられないんだろう?
どうして議論が成立しないんだろう?
そういうもどかしい気分になったことがある人は読んでみると良いかもしれません。
帯とキャプションを一部抜粋してみましたが、ここだけ読んでも頷くところが沢山ありました。●どんなに大切で美しいメッセージを含んだ表現であっても、対話のプロセスがなければ、人を説得する力は生まれない。
●妥協することはマイナスではない。
互いの意見を衝突させて、前向きに「妥協点」を見出していくことこそ、対話の最高到達点。
●どちらが勝つか負けるかではなく、互いの考えが変わっていくことを前提として話し合う。
改めて、対話って大切なことだと感じさせられた本です。
これは本当にお勧め。
華竜の宮(上田 早夕里)
20120102
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ホットプルームの活性化による海底隆起で、多くの陸地が水没した25世紀。未曾有の危機と混乱を乗り越えた人類は、再び繁栄を謳歌していた。陸上民は残された土地と海上都市で高度な情報社会を維持し、海上民は海洋域で〈魚舟〉と呼ばれる生物船を駆り生活する。
陸の国家連合と海上社会との確執が次第に深まる中、日本政府の外交官・青澄誠司は、アジア海域での政府と海上民との対立を解消すべく、海上民の女性長(オサ)・ツキソメと会談する。両者はお互いの立場を理解し合うが、政府官僚同士の諍いや各国家連合の思惑が、障壁となってふたりの前に立ち塞がる。
同じ頃、IERA〈国際環境研究連合〉はこの星が再度人類に与える過酷な試練の予兆を掴み、極秘計画を発案した――。
最新の地球惑星科学をベースに、地球と人類の運命を真正面から描く、黙示録的海洋SF巨篇。
びっくりするくらい夢中で読みました。
SF小説です。
地球環境が激変して海抜が急上昇、ほとんどの陸地が海に沈みます。
それに遺伝子レベルで改変・適応した海上民と、陸上民。
海上民は必ず魚舟という生きものと双子として生まれて、魚舟は海で生き残って育てば、やがてヒトとして生まれた片割れのところに戻ってきて、相棒として一緒に海で暮らすのです。
もちろん、育たずに死んでしまう魚舟もいるし、魚舟が生き残ってもヒトが育たないこともあって、ヒトの相方を失った魚舟は野生化して獣舟になり、陸のヒトや動物を襲います。
どんどん変わっていく政治情勢とか地球環境の中にあって、補助脳という疑似人格と共に外交官として働く青澄という青年と、海上民のコミュニティのオサ・ツキソメを中心に進む物語に本当に夢中になりました。
最後の最後、ギリギリまで暴力を否定して対話による交渉のみで乗り切ろうとする青澄と、自分の生き方を貫くツキソメ、彼らを取り巻く人々……みんなとても魅力的です。
魚舟とヒトの関係も、ロマンに溢れています。
厳しい環境を生き抜くために出来上がった生存のためのシステムなのでしょうけれど、彼らの結びつきや、海上民たちの形成するコミュニティが、人間味があってどこか温かくていいなあと思わせてくれます。
最後、さらに過酷に変わっていく環境の中で人類場滅亡の危機にさらされ、疑似人格を持った補助脳たちは記録を持って宇宙に出されます。そこでの彼らの会話に深く頷かされて、心から良い物語だったなと余韻を残したまま本を閉じました。
福島の米から暫定基準値を超える放射性セシウム検出に思うこと。
20111118
●福島県 コメ出荷見合わせ要請
●福島県、コメ再検査へ…出荷前、規制値以下の所
●あれだけ検査したのに…なぜ 福島の農家苦渋
華々しく安全宣言を出したあとのこの為体ぶりですよ……。
問題だと思う点
・そもそも安全宣言に値するレベルの検査をしていない
国の基準の2倍だろうが、そんなことは言い訳にもならないでしょう?
検出された田んぼは山水が集まるところだったから? 影響が出やすい砂の多い田んぼだったから? じゃあなんでその危険が予測される場所だけでも全部検査しなかったのか。枚数が多すぎて全検査が無理? それなら安全宣言なんか出すべきじゃなかったんじゃないの?
正直に、国の基準の二倍で検査して基準値以下だったんで多分大丈夫だと思います。ただし全部検査できてないんで100%とは言えません。
ていうのが正解でしょう?
・暫定基準値を超えしても直ちに健康に影響はない? そういう話ではない。
玄米の測定なので精米すれば数値が下がる、毎日食べても直ちに健康に影響はない。
いやいやいやいや、問題はそこと違うから。
根本から考えようや。
暫定基準値っていうのはそもそも何か?
国が「この数値以下なら、まあ大丈夫でしょう」って発表した数値だ。
なんか途中で数値が上げられたり下げられたりで、これもどうかと思うわけだけれども、とにかく、国が指標を示したわけですね。
で、その暫定基準値を超えた米が、安全宣言したハズの福島から出てきた。
この時点で、致命的な不手際ですよ。
暫定基準値を超えてても、精米して食べたら健康には問題ないからね!
じゃあ、何のために基準値を決めてそれをベースに考えようってしてるのかわからないんじゃないの?
言い訳してる場合じゃないだろう。
マジでそんなコトしてる場合じゃないだろう。
こんないい加減なことしてたら本気で福島の農業は壊滅するよ。
直ちに安全宣言撤回して可能な限り流通止めて再検査だろう。
そんで、被害を被る農家に速やかに収入の補償。
何のために復興増税すると思ってるんだ、こういうところに突っ込むためだろ?
東京やら静岡やら、そんなところにまでホットスポットができてるんだよ?
福島県内がどうなっているのか、農家さんが一番不安だよ。
うちも米作ってるから分かるけど、ほんと大変なんだよ米作るの。
作ったわ売れないわ来年もどうなるかわからないわじゃ、どうしようもないわけ。すでに出荷してるのに、やっぱり無理でしたとか、マジ勘弁ですよ。
そしてもちろん米を買ってる消費者だって怖いよ。
せっかく安全宣言出たのに、実はザル検査で、実際暫定基準値を超えた米が出て、そりゃどうしようかと思うよ?
政府は臭いものに蓋をして、穏便に自分が政治に関わってる間に(直ちに)何事も起こらなければ逃げ勝ちだと考えてると思われても仕方ない。そういう対応しかできてないって事を自覚して、そこから変えていって欲しいと心から思います。
●福島県、コメ再検査へ…出荷前、規制値以下の所
●あれだけ検査したのに…なぜ 福島の農家苦渋
華々しく安全宣言を出したあとのこの為体ぶりですよ……。
問題だと思う点
・そもそも安全宣言に値するレベルの検査をしていない
県は、県内のコメの本検査で、国の基準の約2倍にあたる1174地点を対象とし、入念に検査してきたつもりだが、不十分だったことになる。ザルだったってことです。
国の基準の2倍だろうが、そんなことは言い訳にもならないでしょう?
検出された田んぼは山水が集まるところだったから? 影響が出やすい砂の多い田んぼだったから? じゃあなんでその危険が予測される場所だけでも全部検査しなかったのか。枚数が多すぎて全検査が無理? それなら安全宣言なんか出すべきじゃなかったんじゃないの?
正直に、国の基準の二倍で検査して基準値以下だったんで多分大丈夫だと思います。ただし全部検査できてないんで100%とは言えません。
ていうのが正解でしょう?
・暫定基準値を超えしても直ちに健康に影響はない? そういう話ではない。
玄米の測定なので精米すれば数値が下がる、毎日食べても直ちに健康に影響はない。
いやいやいやいや、問題はそこと違うから。
根本から考えようや。
暫定基準値っていうのはそもそも何か?
国が「この数値以下なら、まあ大丈夫でしょう」って発表した数値だ。
なんか途中で数値が上げられたり下げられたりで、これもどうかと思うわけだけれども、とにかく、国が指標を示したわけですね。
で、その暫定基準値を超えた米が、安全宣言したハズの福島から出てきた。
この時点で、致命的な不手際ですよ。
暫定基準値を超えてても、精米して食べたら健康には問題ないからね!
じゃあ、何のために基準値を決めてそれをベースに考えようってしてるのかわからないんじゃないの?
言い訳してる場合じゃないだろう。
マジでそんなコトしてる場合じゃないだろう。
こんないい加減なことしてたら本気で福島の農業は壊滅するよ。
直ちに安全宣言撤回して可能な限り流通止めて再検査だろう。
そんで、被害を被る農家に速やかに収入の補償。
何のために復興増税すると思ってるんだ、こういうところに突っ込むためだろ?
東京やら静岡やら、そんなところにまでホットスポットができてるんだよ?
福島県内がどうなっているのか、農家さんが一番不安だよ。
うちも米作ってるから分かるけど、ほんと大変なんだよ米作るの。
作ったわ売れないわ来年もどうなるかわからないわじゃ、どうしようもないわけ。すでに出荷してるのに、やっぱり無理でしたとか、マジ勘弁ですよ。
そしてもちろん米を買ってる消費者だって怖いよ。
せっかく安全宣言出たのに、実はザル検査で、実際暫定基準値を超えた米が出て、そりゃどうしようかと思うよ?
政府は臭いものに蓋をして、穏便に自分が政治に関わってる間に(直ちに)何事も起こらなければ逃げ勝ちだと考えてると思われても仕方ない。そういう対応しかできてないって事を自覚して、そこから変えていって欲しいと心から思います。
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天は赤い河のほとりに続く歴史ベースの篠原千絵さんの新シリーズがめっちゃ面白い!
田舎の村で一生を終えるはずだった少女がさらわれて売り飛ばされて、皇帝の小姓頭に買われて教育され、そのまま皇帝に献上され、ハレムに放り込まれるお話です。
ハレム、つまり後宮、日本でいうところの大奥です。
自由に焦がれる少女は籠の鳥。
自由とは心の持ちようだと諭されていますが、確かにその通りですがなかなか難しいもの。
皇帝の寵を競い、その子を産むことが至上命題のハレム。
皇帝になれなかった皇子は殺されるという環境の中、妊娠した女が、我が子を守ることに必至になる別の女に消されていく陰湿で過酷な戦場……。
ヒュッレムと名を変えた少女は、そこで勝ち抜いて子を産み育てることを求められます。
ハレムで自由な心を持ちながら権謀術数に長けていき、たぶん恋もする女の子。斬った張ったのわかりやすい戦いではないぶん、心理戦の面も多くなりそうです。
皇帝も今のところ、前作みたいに主人公にベタ惚れということもありません。
ヒュッレムがハレムでどうやって生き延び、勝ち上がっていくのか……。
楽しみで仕方がありません。
ほんと、1冊目が出て立て続けに何回か読み返すとかすっごく久し振りで。
あと、まだ本編とはあまり関係ないんだけど、ハレムについても気になることが色々あるのですよね。
皇帝に忘れられたまま年を取った女はどうなるの?
皇帝が代替わりしたら、皇帝の母になれなかった女達はどうなるの?
とか……。
調べたい気もするけど、知らないまま最後まで読みたい気もするというジレンマ!
峰倉かずや短編集 蜂の巣
20110725
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峰倉かずやさん、闘病生活から復帰されましたね……。
しかもこの短編集、再録もあるとはいえ表題作は結構くるものがあります。
遺体を臓器泥棒から守るために安月給で保護回収して火葬場まで運ぶ公務員コンビのお話です。
人の死にはいろんなドラマがあるよねとしみじみ。
峰倉さんらしい作品です。
設定、変わらずそのまま本になってくれて良かった……
↑日本大震災で関東壊滅、治安崩壊後の日本という舞台設定だった。
おのおののエピソードもグイグイ読ませてくれるのですが、どっちかというとこのコンビの過去とか過去とか過去とかが気になりまくりです。
いくらでも描けるテーマがあるというようなことをおっしゃっていたので、是非2冊目以降を出してもらいたいなーと思います。









